2012年12月19日水曜日

Autodesk社のエンジニアの方と会話してわかっとこと



先日、123Dの提供もとである、工業用CADのマーケットリーダーであるAutodeskさんのシニアエンジニアの方から、各サービスの役割、3Dモデル生成と3Dプリントのコツなどを、教えてもらいました。

123Dの各サービスの概要

ポイントは、今のところ、各サービスがシームレスに連携しているものではないようです。始まったばかりのサービスですし、IT系の会社では、ありがちですね。

123D Catch: 2Dで言えば、スキャナアプリ。iPhone, iPadでは、対応していないようですが、オンライン版では、3Dプリンタに出力するために、破綻のない3Dモデルに編集する機能があるようです。破綻のない3Dモデルとは、簡単にいうときちんと閉じた構造になっていること。2Dだと、穴が開いていない、というようなイメージ?

こちらは動画です。
アプリはこちら:


123D Design: いちから、3Dモデルをコンピュータ上から作るアプリケーションのようです。

123D Sculpt: iPad上で、3Dモデルを指で加工編集できるアプリケーションのようです。

123D Make: 3Dモデルを2次元の構造物で組み立てられるように変換するアプリケーションのようです。いちばんわかりやすいのは、レーザーカッターに出力できるようにするのだと思います。

今回の企画で使うと思うサービス

結局、「運がよければ、123D Catchだけで、3Dプリンターに出力できる」ということがわかりました。
ただ、運がよければ、と書く必要があるように、キャプチャして3Dモデルを作成するには、けっこうな制約がありました。
・できるだけ多くの方向から、対象物の写真を撮る。MAX40枚。
・対象物は動いてはいけない。
・光量が大切
・背景が白ではなく、変換の目印となるように、木目とかがあるほうがいい。
でも、上記を守っても、破綻のない3Dモデルができるわけではないらしいです。
たぶん、重要になるのは、少し破綻のある3Dモデルを破綻のない3Dモデルに変換できる適切なアプリケーションを見つけ、腕をあげることだと感じました。

企画への考慮

いちばんはじめのトライが人物の3Dモデルというのは、ちょっと難しい可能性があるので、まずは、動かないフィギュアとかで経験してみたいと思います。

2012年12月16日日曜日

「スナックやナイトクラブ?向け ボトルキープのお客さんのフィギュアをボトルのキャップにくっつけてリピート率アップ! ~ラベルへの手書きはもう古い!?~」

この企画の概要

立体造成の流れ(スキャン、編集、出力)をひととおり理解・経験するための企画です。
”ちょっとでも世の中のニーズがあり面白そうなこと”と考え、ボトルのキャップにつける、ボトルキーパーのフィギュアを作ってみようと思います。

メリット・潜在的なニーズ

現在の「キープボトルを識別する方法」は、ボトルにお客様の名前を書くか、ボトルのネックに名札ぶらさげるか、という、けっこう地味な方法だと思います。
ボトルのキャップに、ボトルキープしている方の似姿(フィギュア)を付けることで、以下のメリットがあると考えます。
1)ボトルキーパーとしては、良い酒をキープしている場合、そのことをライバルのボトルキーパーに周知したい潜在意識があります。(きっと)
2)お店としては、良いお酒(高いお酒)を入れていただいたことを賞賛することで、次回も注文いただくことを期待しています。(きっと)
3)また、賞賛することで、他のボトルキープ予備軍の注文したい意識を高めることも期待できます。(たぶん)
4)一番は、スタッフとお客さんとの、コミュニケーションネタになります。

作業のステップ

ステップ1:スキャン

Autodesk 123D Catchというソフトウェア/サービスを利用します。
http://www.123dapp.com/catch
スマートフォンのカメラで、視点の異なる写真を数十枚取得し、Autodesk 123D Catchに取り込み、3Dモデルデータを作成します。
参考になるのは、"OMOTE 3D SHASHIN KAN"と思います。
http://www.omote3d.com/

ステップ2:編集

3Dモデルデータを編集します。
http://www.123dapp.com/design
また、3Dプリンティングするためのデータに加工します。
http://www.123dapp.com/make
はじめは、リアルに縮小したフィギュアでよいと思いますが、リアルすぎるとかわいさがないので、本来は、アメーバピグのアバターのように、デフォルメするとかしてかわいくする加工作業が必要になると思います。
https://pigg.ameba.jp/

ステップ3:出力

出力は川崎市のインターカルチャーさんにアウトソースしたいと思います。
http://inter-culture.jp/

懸念点/クリアすべきこと

1)写真を撮る際の環境条件をクリアにする。明るさ、視点、枚数
2)手順に破綻がないか、実現可能か、確認する。
3)コスト予測。たぶん、数千円。

2012年12月3日月曜日

立体(3D)の"おもしろいもの"を作りませんか?



インターネット革命の次の段階として、ものづくりのデジタル化が進んでいます。
まずは、この動画を見てください。27秒目からが伝えたいことです。


A sandstone block built from lego, blending real objects with 3d prints from Greg Petchkovsky on Vimeo.


どうでしたか?

「階段のへこみを埋める」という、この動画でやっている手順を整理すると:
1)iPhoneで異なる角度からたくさん写真をとり、デジタルデータに変換する。(スキャン・キャプチャ)

2)ソフトウェアで編集する。(編集)
 

3)出力する。(プリント)



すごいのは:
1)、2)は、なんと無料の、オートデスク社の123Dというサービスがあります!
http://www.123dapp.com/
3)は、3Dプリンタというものが販売されていて、個人向けのものがなんと、5万円くらいから販売されています。
そこそこの品質で、よく売れているのは、20万円以上するようです。
また、キンコーズみたいに、時間がししてくれるスペースもでき始めています。渋谷にFabCafeという、こういうデジタルなものづくりができるカフェがあります。
http://www.123dapp.com/

なので、支出は、たぶん数百円から数千円でできのではと。はい。

どうでしょう?
わくわくしませんか?


わくわくする人、まずは少人数で、つぎのことを、試しでやってみませんか?

トライアルプロジェクト
「LHのどこかをおもしろく修復しよう!」


企画案
さっきの動画をまねて、LHのどこかを修復してみる。(どこかに、大きなへこみ、ないですかね。)

作業手順
1)無料のオートデスク社の123dを利用して、設計図を作る。
2)制作物の出力は、渋谷のFabCafeを借りてやる。
3)一連の様子を記録しておいて、上の動画みたいに編集して公開。
4)仲間を募る!

どうでしょう?